文英様石仏

高松平野・持宝院・十一面観音

 

持宝院観音堂58

持宝院11面61

持宝院11面63

岡山市立田辻にある持宝院の十一面観音だ。福成寺文英と彫られていて、文英の銘のある4つの石仏(他の3つは、大崎廃寺跡天文四年銘石仏、中島関野家裏天文三年銘石仏、中島関野家文英座元石仏)の1つである。十一面観音は、慈悲と怒りなど十一の顔を持ち、善を助け悪を懲らしめるという、文英そのものであったのかも知れない。この石仏が花房の弾圧から逃れたのは、この地が庭瀬藩であったためではなかろうか、と考えられている。尚、持宝院は、天正10年(1582年)羽柴秀吉の高松城水攻めの時の、秀吉の本陣としても知られる。 次へ

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