文英様石仏

高松平野・中島関野家庭・文英座元石仏

 

関野家庭64

岡山市高松の民家(関野家)の庭にある文英さんだ。どういった経緯かは知らないが、民家の庭にあったとは、驚いた。断りを言って写真を撮らせていただいた。顔が縦に半分に割られた、大変痛々しい石仏だ。恐らく花房の宗教弾圧によるものであろうが、それにしてもすさまじい執念を感じる。しかし今、顔が半分になった石仏でもこうして大切に祀る。この地域の人々の、文英さんに対する愛情も決して負けてはいない。文英銘のある4つの石仏(他の3つは、中島関野家裏の天文三年銘石仏、大崎の大崎廃寺跡の地蔵石仏、持宝寺の十一面観音)の1つである。

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