後鳥羽上皇御影塔

 

後鳥羽上皇宝塔59

後鳥羽上皇宝塔57

岡山県倉敷市林の五流尊瀧院に後鳥羽上皇の御影塔がある。承久の乱で敗れて隠岐に流された後鳥羽上皇は、延応元年(1239年)に崩御したが、仁治元年(1240年)の1周忌に、上皇の供養のために第4皇子の覚仁親王と第6皇子の頼仁親王が御影塔を建てた。宝塔の中には、上皇の骨が分骨されて納められている。当初は廟堂や経堂が建てられていたが、応仁元年(1467年)に起こった応仁の乱で焼失してしまい、現在の姿を残すだけになったということだ。この塔は、国の重要文化財に指定されている。あの後鳥羽上皇の墓が、こんなところにあったとは、驚いた。

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