岩屋の千手観音

 

 

 

 

岡山県総社市の岩屋地区にある。公設駐車場から山道を少し登った中腹にある巨石に切り付け観音と呼ばれる磨崖仏が彫られている。かつて岩屋・新山地区と東の鬼の城一帯にかけて西国観音巡りが設けられていたようで、その中の一つとしてこの観音像が彫られ、二十四番と付けられている。室町時代中期(15世紀半ば)ごろの作といわれている。周囲には巨石怪石がごろごろしていて、静寂な中に神秘的な雰囲気が漂っている。

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