曽根の題目岩

 

 

 

岡山県和気郡和気町の金剛橋西詰めの和気富士の南壁にこの題目石がある。高さ約30メートルの自然石の表面に髭題目と呼ばれる独特の文字で「南無妙法蓮華経」と彫られている。中央部の一文字の大きさは縦2.5メートル横3メートルで、最も長い光明(髭文字のヒゲ)は5メートルある。大正3年大阪の田中佐平治によってつくられ、地元の本成寺へ寄進されたもの。自然石に彫られたものとしては、岡山県ではほかに芳賀の題目岩があるが、この曽根の題目岩は大きさにおいて群を抜いており、日本一といわれている。

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