黒日売(クロヒメ)物語

古代飛鳥時代仁徳天皇(在位313年〜319年)は、吉備の黒崎の娘黒日売(クロヒメ)の姿かたちが美しいと聞いて宮殿に呼び寄せ一緒に暮らした。しかし、大后イワノヒメがこれを知り、黒日売を黒崎へ追い帰してしまった。天皇は後を追い黒崎に来て、しばらく一緒に暮らし、やがて都に帰って行った。黒崎屋守にある黒瀬神社が、黒日売の住居跡といわれており、天皇と住んだ新築の御殿は今も新殿(にいどの)と呼ばれている。また、総社のこうもり塚古墳は、この黒日売の古墳であるという説がある。

(参考)倉敷の民話・伝説:森脇正之、ザ玉島:ホームページ

 

黒崎屋守にある黒瀬神社を下の住宅より見上げたところ。

黒瀬神社。

総社のこうもり塚古墳入り口。

古墳内の石室には石棺が置かれているが、今でも黒日売がその中に眠っているかのような雰囲気がある。

玉島歴史民話伝説

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