鬼の小便岩

新倉敷駅の北西、天神山の近く、野呂の部落に行く途中の道端にある岩。昔、そこに鬼が住みつき、野呂や爪崎辺りの部落に出没し、人を脅して酒や食べ物を強奪、この岩の上で酒宴を開いたとのこと。半畳程の黒い岩の真ん中から下に向かった大小2本の白線は「大鬼と子鬼の小便の跡」と言われている。

(参考) 玉島風土記:森脇正之、きびの国倉敷市玉島観光協会:ホームページ、玉島商工会議所:ホームページ

 

岩を道路側(上方)から見たところ。真ん中が割れているが表面は平らで、宴会場にはちょうど良いかもしれない。

岩を谷側(下方)から見たところ。2本の白線があると言うが、真ん中と左側の白くなった部分だろうか。実際に小便してみれば分かったろうが、こういう時はなかなか出ないものだ。

岩から爪崎方面を俯瞰したところ。岩は野呂の山のほぼ頂上に近い所にあり、眺望が美しい。

岩の周囲には畑や林があるのみで、洞窟など鬼の住処となりそうな所はない。鬼はいったい何処に住んでいたのだろうか?この岩の周囲の山からは、昔は水晶が採れて水晶山とも呼ばれていた。

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