天王山古墳

八島亀山にあり、4世紀頃つくられた倉敷最大の前方後円墳である。その頃この周辺は海で、製塩業が盛んであった。古墳の主は、その塩田王ではないかと考えられている。残念ながら、大正から昭和にかけての県道建設の際に、真ん中を道路が貫き、南北に分断されてしまった。古墳の頂上は、祠が建てられ、古くから民衆の信仰の対象であったことがうかがわれる。その西側には児童公園がつくられ、こどもたちの遊びの場所にもなっている。

(参考)郷土風土記:宗澤節雄、ザ玉島:ホームページ、古墳奮闘:ホームページ

 

古墳の登り口。案内板が出ているから分かるが、分断されているせいか古墳とは思えない。

古墳の東側は頂上につくられた神社への参道となっている。

頂上につくられた神社の祠。簡素だがよく管理され、大切に祀られていることが分かる。

古墳西側には児童公園がある。雨で誰もいなかったが、古墳で子供たちが遊ぶというのもなかなか良い。

玉島歴史民話伝説

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