造山古墳

 

鳥居56

造山荒神社55

石棺58

楯築墳丘墓でもそうであったが、やはり前方部の頂上には荒神社という神社があった。神社の境内には、石をくりぬいた舟形の石棺の身が放置されている。蓋は破片となって社の裏手にある。材質は阿蘇溶結凝灰岩製で、蓋には直弧紋が刻まれ九州地域の特徴を持っている。近くの新庄車塚古墳から運ばれたとも、当古墳の前方部から出土したとも伝えられている。いずれにしても、こんな重要なものをポンと放り投げてあったり、誰でも自由に出入り出来たり、生活の中にまで遺跡がある遺跡だらけのこの地域のおおらかさを感じる。トップ 2 3

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