文英様石仏

高松平野・妙立寺・永禄四年銘石仏

 

妙立寺題目62

妙立寺題目64

妙立寺は高松城跡のすぐ隣にある。清水宗治の時代は、三の丸の位置だったそうだ。その寺の入り口の脇にある石仏群の中に埋もれるように、この石仏はある。非常に分かりにくく、相当その目で探さないと見過ごしてしまう。現に、2回目の撮影行でやっと見つけた。どの文英さんもそうであるが、結構分かりにくいところに置かれたものが多く、宝探しのようなところがある。見つけ出したときは本当にうれしいものだ。文字の下に描かれた人物は、日蓮だそうだ。この石仏は文字を主体とした題目石仏と呼ばれるもので、永禄年間に一定の様式が確立している。中島関野家裏題目石仏立田三軒屋道歓石仏(永禄6年)、池の下観音堂道寿石仏(永禄9年)、門前浦尾厄神堂前妙善石仏(永禄10年)などである。

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