鷲峰山毘沙門天

鷲峰山毘沙門天

岡山県矢掛町の鷲峰山の山中にある毘沙門天磨崖仏。1777年浅野又三郎によって奉納されたとあり、比較的新しい。4メートル四方の巨岩面に、細かく彫られていて、吉備の磨崖仏の中では最も美しい部類といえる。石田の毘沙門天と並ぶ傑作である。

鷲峰山新本峠の県道から2キロ余り山道を入ったところに棒澤寺という廃寺がある。檀家のない修行寺であったようで、今は無人の荒れ廃寺となっている。

毘沙門天はこの寺から坂道を15分ほど登った鷲峰山の山腹にある。