沢田の不動明王

 

沢田不動54 沢田不動56

岡山市の沢田の不動明王の磨崖仏である。神社の境内にせり出した5×3メートルの凸凹した岩に彫られている。線刻であるため輪郭が分かりにくいように思うが、近寄って見ると、悪をこらしめ善に導くという、怒りにみちた不動明王のすさまじい姿が、よく彫られていて大変迫力がある。江戸時代後期の文化・文政のころ(19世紀初め)の作と言われている。市内の住宅地の一角にこんなものがあるのとは驚きだ。

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