文英様石仏

高松平野・立田辻地蔵堂・天文銘地蔵仏頭

 

立田辻堂仏頭64

岡山市高松の立田辻入口の地蔵堂に2つの文英石仏が置かれている。そのうちの1つ地蔵仏頭だ。戦国末期の花房による宗教弾圧の犠牲になったものだ。無残に打ち砕かれ首から上だけが残っている。左側に「天文廿年」、右側に「三月」と書かれている。天文末期の類似の様式を持つ石仏は、これ以外では、立田迫谷(天文24年)、福崎地蔵堂前(天文22年)、鏡善寺裏(天文21年)、真福寺前(天文22年)の4つということだ。これらに共通する手法は、面相が面長で、簡略化され描かれていることである。次へ

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