五流尊瀧院の役行者

 

郷内役行者59

五流尊滝院観音堂59

倉敷市林に天台密教系の修験道である五流尊瀧院があり、その観音堂の奥に役行者の像がある。江戸時代中期(1765年)に、大峯山入り三十三度を果たした地元の人たちが造立したとある。花崗岩の台座の上に高さ約95センチの役行者が乗せられている。役行者は本名を役小角と言い、修験道(山岳宗教・自然崇拝に密教、神道、道教などが結合したもの)の開祖とされている。現代もみられる山伏は修験道の行者であり、役行者はその祖である。山伏の寺は吉野や熊野の山の奥深いところにあると思っていたが、こんな目と鼻の先にあったとは、大変驚いた。

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