高瀬通し

 

一の口小屋56

一の口樋門56

二の口樋門57

岡山県倉敷市船穂町水江の堅盤谷と玉島を結ぶ高瀬通しだ。高梁川から一の口水門(写真中)を通して水を入れ、玉島港まで至る全長約9キロの水路である。当初は、江戸時代の寛永(1642年)から寛文(1665年)年間にかけて造成された玉島・阿賀崎新田を灌漑するために造られた用水路だったが、延宝元年(1673年)に高瀬船の通れる運河に拡張整備された。この高瀬通しは、一の口水門と二の口水門(写真下)の間に水を溜める方式の閘門式運河で、パナマ運河より実に240年も前に造られているから驚く。もちろん、日本では最古だ。トップ 2 3

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